台湾のいきいき中高年・・その秘密を探る-1998年記載-

『麗しの島』台湾は、今やキーボード、ディスプレー、スキャナーをはじめ、コン
ピュータの主部品の生産では、世界市場の占有率で世界一である。このコンピュー
タ関連企業の生産拠点が、新竹市の『新竹科学工業園区』である。
台北市の約80km西側に位置するこの地区は、台湾のシリコンバレーと呼ばれてい
る。19年前までは一大茶園の丘陵地だったこの一帯は、、1979年12月15
日に、新竹科学工業園区として正式に開幕して以来、19年で急速な発展をとげ、
昨年の園区全体の総売り上げ高は、4千億元(1兆6千億円)と、世界経済の停滞
とは裏腹に驚異的な発展をとげた。その奇蹟の発展に、世界の熱い視線が注がれて
いる。今回の特集記事は、『台湾のいきいき中高年』と題し、この新竹市を始めと
して、台湾で見聞きした中高年のパワーの秘密を探ります。

台湾には、市内のあちらこちらに公園や廟(ミャオ)が点在する。
そして、この公園、廟がお年寄りのコミュニケーションの場になっている。ここへ
来ることが日課であるように、毎日決まった時間に集まってくる。
椅子に腰掛けてじっと遠くを見つめている人、ぼんやりと通りの人々の往来を見つ
めている人、お茶を飲みながら、おしゃべりに興じる人、人さまざまではあるが、
ここに集まることが彼らの心の安らぎであることは皆同じだと思われる。今日、
日本の何処にこのような光景が見られるのだろう。お年寄りが気軽に、集まるよう
な場所も、環境も残念ながら充分とはいえないのが現実のようである。西暦201
5年に65才以上の人口は、総人口の25%に達すると言われており、四人に一人
はお年寄りとなる。急速に高齢化が進む日本にとって、台湾に見られるようなお年
寄りが気軽に集まることができる場所、環境創りが急務である
ことは間違いない。
次回は、台湾の中高年パワーの秘密を南部最大の都市高雄で探ります。

公園にて(am:5:30)

健康歩道を歩く(am:5:30)

気功で汗を流す(am:5:30)

フォークダンスを楽しむ(am:5:45)
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